昨日の話。
私の買い物に付き合ってくれた長男がアイスを食べたいというので、帰り道にあるセブンイレブンに寄った。
長男を抱きかかえてアイスが入っているケースの中を見せながら、これ?これにする?と聞くと長男はクーリッシュのバニラを選んだ。
自分もアイスコーヒーでも飲もうと思ったが、結局アイス1つでレジの順番に並んだ。
「お待ちのお客様どうぞ~」
炎天下の日曜日の午後、隣のレジから女性の小さくダルそうな声が聞こえたのでそのレジの前に立つと、バッチリと化粧をしたおそらくアルバイトで女子高生であろう若い黒髪の女の子だった。
笑顔はなくやはりダルそうな表情だったが、かわいい子だった。
女子高生がアイス1つをスキャンして151円だったので、財布から200円を出してカウンターに置いた。
その時お金を置くトレーがなかったので少し違和感を感じたが、手渡しが出来ないことは理解していたのでそのままカウンターに200円を置いた。
「・・・」
私とその女子高生の間に一瞬冷たい空気が流れたのをすぐに感じた。
いや、殺気を感じたと言っていいかもしれない。
(゚д゚)!
長男に気をとられて気付かなかったが、左側にあるレジを見るとタッチパネルがありその下に紙幣や硬貨の投入口があったのだ(゚д゚)!
「ああっ( ゚Д゚)」
「今こうなってるんだ~(;´Д`)(;´Д`)」
40過ぎのおっさんが小さい声で訳の分からない言い訳をしながら慌ててタッチパネルの「現金」を選んで200円を投入し、自動で出てくるお釣りとレシートを受け取り長男を連れてそそくさと店を出た。
こうやって時代にとり残されていくんだろう(~_~;)
「このクソオヤジ・・・」
あの時私にはあの女子高生の心の声が確かに聞こえた。
そして私を見る蔑んだ目。
一生忘れることはないだろう(-_-;)
家に帰って妻に一部始終を話すと妻は笑っていた。
