がっかりしたクリスマスプレゼント 自分のこと

小学校2年生の時だと思う。

今でもその日の朝のことは覚えている。

クリスマスの朝、目を覚ますと枕元にクリスマスプレゼントが置かれていた。

包装紙を破いて箱を開けると、それは掛け算のオモチャだった。

今想えばそれはオモチャではなく勉強道具だったと思う。

すぐに母親だとわかった。

その掛け算のオモチャにがっかりしたし嬉しくもなかった。

それで遊ぶことはなかった。

そこで自分のクリスマスは終わった。

私の実家は家業があり経済的には裕福だったが、決して暖かく、優しく、楽しい家庭ではなかった。

家族の楽しい思い出など何一つない。

家業があったせいもあるが、家族旅行など一度も行ったことがない。

それどころか家族揃っての食事もほほ無言、家族で笑って会話をしたことすらない家庭だった。

本当に会話も表情もない家庭だった。

特に母親が厳しい人で生活面、勉強面等全てにおいて厳しかった。

不器用で自分の感情や気持ちをそのまま相手にぶつける人だった。

私には弟が二人いるが長男の私には特に厳しく、家業のストレスやイライラ、又は本当に自分のことが嫌いだったのか、いろいろな怒りの感情やストレスを自分にぶつけてきた。

それに対し父親は何も言わなかった。

私自身も気持ちのはけ口がなく、弟に辛くあたってしまった時期もあった。

この歳になった今でも弟に対して申し訳ない気持ちが残っているので、いつか弟に謝ろうと思っている。

中学の頃にははっきりと母親を嫌っていた。

いや、憎んでいた。

友達といる時だけが唯一自分自身を表に出せる時だった。

なので友達のことを悪く言われた時は本当に許せなかったこともよく覚えている。

友達の家で仲良く母親と話をする友達を見て羨ましかったし不思議だった。

なぜ自分はあの家に生まれてきたんだろう?よくそう思っていた。

おかしな話だが友達の母親とは笑顔で話ができた。

しかし家に帰れば表情も感情も消し、なるべく自分の部屋にいた。

自分の部屋で自分自身を必死に抑え込んでいた。

自分の家は安らげる場所ではなかった。

とにかく早く家を出たかった。

・・・。

私は自分の子ども達に

自分のように育ってほしくない。

自分のような想いはさせたくない。

という想いが根底にある。

家でもたくさん話をしたいし、家でもたくさん笑ってほしい。

イベントやお祝い事などを大事にしたい。

家族で旅行にもたくさん行きたい。

家族の楽しい思い出をたくさんつくりたい。

出来るだけ長くサンタクロースを信じさせてあげたい。

ただただそう思っているだけ。

せっかくのクリスマスイブにつまらない話をしてしまった。

これからプレゼントをセットする予定。

子ども達が喜んでくれれば私も嬉しい。

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