劇場版「鬼滅の刃」の興行収入がスゴイことになっているようだ。
会社の30代男性社員に「キメツ見てるの?」と聞くと、「はい、ジャンプで読んでました」と答えた。
そうか、「ジャンプ」で連載していたのか。
44歳の私はジャンプ黄金期の世代である。
「ドラゴンボール」「北斗の拳」「魁!男塾」「聖闘士星矢」「シティーハンター」「ろくでなしブルース」「こち亀」「銀牙」「キャプテン翼」「ジョジョ」「山下たろー君」「まじかる☆タルルートくん」「ゴッドサイダー」etc。
「気まぐれオレンジロード」「キン肉マン」なんかもまだ連載していた。
ギャグ系では「ハイスクール奇面組」「ついでにとんちんかん」「ジャングルの王者ターちゃん」etc。
それから「スラムダンク」「ダイの大冒険」「花の慶次」「BOY」etc、そんな感じか?
同世代なら知っているだろう。
不朽の名作揃い。
教科書にしていい。
当時はジャンプの発売日が楽しみで生きていた。
友達もみんなそうだった。
買うと1番先に長男の私が読み、次に弟2人、最後に父親が読んでから2週目突入。
そんな感じだったと思う。
今と違い当時は格闘マンガが多く、文字が少ないためあっという間に読み終わった。
ほとんど絵しかないページもよくあった。
当然単行本も買っていた。
私は「男塾」「ろくでなしブルース」を集め、三男が「スラムダンク」を集めていた。
「銀牙」も好きだった。
友達の家に行けば必ず何かしらの単行本があり、そこでも読んでいた。
たまにお昼に行く定食屋さんにも単行本があり、そこでもまた読んでいた。
純粋にマンガに夢中になれた頃だった。
懐かしい。
それらの作品が連載を終え、次第に読むものがなくなり、高校生くらいで「ジャンプ」から卒業した。
マンガ自体からも離れていった。
「バキ」とか少し読んでたかな。
マンガを読まなくなった理由はいくつかあると思うが、今想えばそれ以降、自分にとってジャンプ黄金期の作品を超えるマンガがなかったのも理由の1つだと思う。
ジャンプ黄金期の作品たちは、自分にとってそれくらい大きな存在だったのだろう。
